待つと言うこと。15年前の今日は?
15年前の今日は、CHEMISTRYのデビュー日です。
ケミストリーのオーディションの頃はちょうど高校入試とかそんな時期でした。
当時の小中学校は隔週休2日で土曜日に月2回授業があるという形。
音高(音大付属)受験をぼんやりと考えていたので、ヴァイオリンのレッスンやソルフェージュ、ピアノ(レッスンは嫌でした)も習わないといけない。
なので、土曜日の午後はソルフェージュとピアノを都内まで習いに行き
日曜日は千葉の山岡耕筰先生の元へ毎週通っていました。
となると、楽しみはほとんどありません。
(実際は日々の練習をせず遊び呆けていましたし、レッスンからも逃げ回って…いえ、なんでもありません笑)
日曜日のレッスンが7時頃だったのでレッスンが終わって電車に乗って帰るとちょうどASAYANがやっている時間。モーニング娘。さんだったり鈴木あみさんだったりも出ていましたね。このASAYANが唯一(大げさな)の楽しみでした。
そこに「男性ボーカリストオーディション」という面白い企画が始まりCHEMISTRYが誕生したのですが、そんな経緯もあってCHEMISTRYのライブは都合のつく限り参加しています。
この15年の間にCHEMISTRYが立ったMステであったり各地のステージに立つことができ、ありがたく感じています。
そんなこんなで15年前を振り返ってみると、ポケベルからケータイに代わりiモードが普及し始めた頃。まだ写メもありません。
iモードが普及するとともに「パケ死」という言葉も出てきました。(15年経った今もギガ数制限というのがありますね)メールが今とは違い定額ではなく、グーグルも乗り換え案内もまだ無いような時代。
待ち合わせは「待つ」のが当たり前。うちから都内に行くのも1時間前には家を出て、約束の時間よりも10,20分前に着く。でも待ち合わせ場所には、約束した人がいる。そんな時代でした。
今は「既読スルー」という言葉があるように「待てない時代」、インターネットも劇的に早くなり待つこと知らず。待ち合わせは「ぴったし」な時間になり、遅れることも当たり前になっているように感じます。メールで「ごめん、遅れる」で済んでしまいますから。
ただ、これって人にとって良いことなのか?とふと思ったのです。
我々「音楽家」の世界では、奏者を探す場合、オファーを頂く場合、即レスポンスを求め、求められます。これはフリーランスの音楽家の予定を把握できていない、確保する必要があるのでなるべく早く連絡を済ませる必要があります。何十人にも声をかけることもあるわけですからスピート勝負です。
しかし普段の生活で、そこまでのスピート感覚は必要なのか。
もう少しゆっくりでもいいのではないかと、時々思います。
特に、子供のレッスンは「大人が待つ」必要があります。
子供と我慢比べです。子供を信じ、待つこと。これが1番ではないでしょうか。
普段の生活ももう少しゆっくりとしたペースで出来れば良いのでしょうが、時代がスピードを求めているようですね。15年後はどんな世の中になっているのでしょうか。
CHEMISTRYの再開ももちろん待ちます。
さいたま市文化センターの近くでヴァイオリンのレッスンもしております。
月謝:相場程度 ※レッスン時間により変動(受験等を除きレベルで変動はしません)
レッスン見学(無料)、お試しワンレッスンはお気軽にご相談ください。(各種SNSなどからどうぞ)
午前中や夜間のレッスンも行っています。
【コンサート情報】
ピアノトリオによる心ときめく春の舞踏会
2016/4/22(金)14時開演
出演《弦弦ピアノトリオ》
Vn.宮城弦 Vc.青木祐介 Pf.田中梢
さいたま市文化センター小ホール
全席自由 500円
http://www.saitama-culture.jp/recommend/2016/04/post_235.html
【次回リサイタル】
2016/7/6(水)19:00~
宮城弦ヴァイオリンリサイタル
〜七夕前夜を彩るヴァイオリンの調べ〜
ピアノ 田中梢
杉並公会堂小ホール 全席自由3,500円
協賛
UrüMart / ウルマート http://urumart.tokyo
0コメント